紅葉に染まる山を歩く…そして3000mの頂へ…
2019.10.5 御嶽山
いつか登ってみたいな…と思いながら自宅からの距離や噴火の入山規制でタイミングを逃していた山。今年、まだ登山道に規制があって通行出来ない箇所はあるものの、山頂までのルートが規制緩和で登れるようになり、紅葉のピークを迎える中、天気もいい感じなので思い切って計画。前日の夜に車を走らせ木曽駒高原にある道の駅で車中泊(仮眠)を取り朝一のロープウェイで一気に標高2150m地点へ。それでも山頂(剣ヶ峰)は3067mなので標高差約900mを登る計算になります。でも久々に朝からスッキリとした秋晴れの空と紅葉に色付くドッシリとした山容にテンションMAXで 7:15 スタート❗️
御嶽ロープウェイ山頂駅。絶好の登山日和の中、黒沢口登山道で山頂を目指します。
最初は朝の木漏れ日が気持ちいい樹林帯で標高を上げていきます。
予想はしていましたが、凄い人です(⌒-⌒; ) 急坂になると行列が出来ます。ここまでの隊列は初めてかも…。
標高が上るにつれ段々と色付いてゆく木々。
青空に見事なグラデーションを描きます。
八合目「女人堂」到着。ここで持参の大福を食べながら一休み。景色を楽しみ山バッチも購入。
八合目辺りの紅葉🍁がピークで「ヤバイ❗️」しか出てきません(笑)
いつも見守ってくれているのですね。
美し過ぎます。見惚れてなかなか先へ進めません…(笑)
まだまだ紅葉の回廊は続きます…
序盤の樹林帯から階段は多かったけど、こんなに美しい道なら何段でも上がれそうな気がしますね❗️
目標が段々と近づいてくると標高だけでなく気持ちも高まってきます。
森林限界を越えると大スクリーンに大展望❗️
滝雲の先に浮かぶ八ヶ岳連峰。
一歩、また一歩、あの空の下へ…
何枚の写真を撮っただろうか…?少し登ってはシャッターを切って、の繰り返し。
美しい紅葉の山肌越しにお隣の3000m峰、乗鞍岳がドッシリとそびえ立ちます。その先には北アルプスの名峰…槍ヶ岳、穂高連峰、笠ヶ岳…などなど…オンパレード❗️
だいぶ標高も上がりターゲットも射程距離に。
振り返ればこの絶景❗️感動しますね。
山頂へと続く稜線直下はやはり火山…荒々しくなってきます。
稜線に出ればあと一息です。
手元の高度計も3000mちょい手前まできました。走りたくなる気分⁉️(笑)
御嶽山(剣ヶ峰) 3067m登頂❗️^_^
頂上山荘はまだ再建の途中で、新しくシェルターも作られていました。
山頂からの大パノラマ❗️
稜線を歩く方が絵になりますね〜
この景色をずっと眺めていたいほどいい天気に恵まれましたが…名残惜しい中、下山開始です。
山頂から少し下りたところで丁度お昼過ぎだったので、おにぎりといなり寿司のご飯を頂きながら熱々のコーヒーを飲みました。
紅葉🍁もベストタイミング。一日中、青空の下で最高の山行きとなりました。
またいつか来る…と誓います。
七合目の行場山荘で一休み。ぜんざいとキナコ餅を頂きました。疲れた身体に糖分と塩分が染み渡ります❗️(笑)
行場山荘からロープウェイまではウッドチップな道が続き足に優しい快適ロード。
ロープウェイで下界へ…
信州きそふくしま代山「天然温泉♨️せせらぎの四季」で汗を流し帰宅となりました。
2014年の噴火から5年…沢山の犠牲者を出し、まだ行方不明の方もいる中で今回の登山はいろいろと考え感じる登山でもありました。山の歴史からしたら何千年、何万年の中の一コマかもしれませんが、これからこの山を楽しむ人達が皆、誰もが山の災害に巻き込まれず思い出の1ページとして楽しく安全に人生の歴史に刻まれていけるよう心から願います。